« イスタンブール考古学博物館 | トップページ | 私の町、杉戸カレー料理大会 »

2014年3月11日 (火)

イスタンブール地下宮殿

Photo_2 東ローマ帝国時代の5世紀から貯水池として使われていた地下宮殿。その歴史を感じさせる荘厳さと、フォトジェニックな雰囲気が私たちを魅了します。

宮殿という名前がついているけれど、実はここ、ビザンチン帝国時代から続く地下貯水池。黒海に近い水源から19キロかけて水が運びこまれ、ここからアヤソフィアやトプカプ宮殿などに供給されていたのだとか。ローマ時代から残る、何本ものコリント式やイオニア式の柱がオレンジ色の照明でほのかにライトアップされている様は、確かに厳かな宮殿を思わせます。

東ローマ帝国時代の6世紀頃、ユスティニアヌス1世によって建設されたこの建物はオスマントルコ帝国時代に再発見され、トプカプ宮殿へも水を供給するようになります。その後再び放置されますが1985年にイスタンブール市によって改めて修復され、1987年より一般公開を開始。貯水池としてはもっと広さがあり、この辺り一帯の建物の地下とつながっているという説もあるとか。

Dsc02395

薄暗い水面に、森の木々のようにそびえ立つ大理石の柱……。地下宮殿にはどこか違う時代に入りこんでしまったかのような雰囲気を感じます。

Dsc02397_3 Dsc02398

階段を数段降りて右手に大きな柱が2本あり、それぞれ柱の土台部分にメデューサの顔が使われています。なぜか一つは横向きで、もう一つは上下逆さ。なぜこのように置かれたのかについては、メデューサの目の魔力を封じ込めるためだとか、単なる高さ調整、ローマ文明がギリシャ文明征服の意味を込めたため、あるいは多神教から一神教への移行時代に封じ込めの意味があった……などなど色々な説があります。

 

« イスタンブール考古学博物館 | トップページ | 私の町、杉戸カレー料理大会 »

旅行・地域」カテゴリの記事