目黒川お花見クルーズ
目黒川は 世田谷区から 目黒区 品川区 を通って東京湾に注ぐ延長8キロの川。 大橋から目黒駅辺りまで約3.8キロの川沿い に約830本の桜が植えられています 大きな公園などはないが、川沿いのそぞろ歩きも楽しむことができます。今回は、お花見クルーズに参加しました。桜の原種は約10種類とされ、その原種の桜が交配し100種以上が野生化しています。このような野生種、自生種を「山桜」といいます。この「山桜」をもとに、さらに人の手で交配して作られた栽培品種、園芸品種を「里桜」といい、300種類以上もあります。http://youtu.be/7fW3y68SPjE
染井吉野(ソメイヨシノ)
日本各地に植えられている代表的な桜です。江戸末期に染井村(東京都豊島区)の植木屋が作り出した品種で、当初「吉野桜」と名付けられ、後に「染井吉野」と改名されました。大島桜と江戸彼岸桜を交配させたものと推定されています。
元々、日本では、山桜(ヤマザクラ)が、関東、中部から南の地域に分布していて、花と葉が同時に開き、花は薄いピンク色。古くから山に自生しており、昔のお花見は山桜を見ることでした。吉野山(奈良県)の山桜が有名です。
大島桜(オオシマザクラ)
伊豆七島、伊豆半島に分布します。花と葉が同時に開き、花が大きく香りも良く、丈夫で成長が早いので、染井吉野など多くの里桜の母種になっています。桜餅を包む葉は、大島桜の葉を塩漬けにしたものです。
江戸彼岸桜 (エドヒガンザクラ)
本州・四国・九州の山地に分布します。花が咲いた後、葉が出ます。お彼岸の頃に開花するのでその名がつき、枝が長く垂れる「枝垂れ桜」は江戸彼岸桜の園芸品種です。
とても丈夫で長寿なので各地に巨木や名木があり、日本三大桜も江戸彼岸桜の系統で、いずれも国の天然記念物に指定されています。
桜の種類
春の訪れとともに咲くのが桜。日本(沖縄と北海道を除く)での桜の80%はソメイヨシノ(大島桜と江戸彼岸の雑種)だ言われていますが,その他の桜の種類も多い。桜を大きく分類すると自生種(山桜を代表とする桜),一重の里桜(染井吉野が代表),里桜(八重~半八重桜)となります。
「さくら」と日本人の関わり
平安時代より前までは,野生の桜を鑑賞していたと考えられます。桜は万葉時代の歌にも詠まれていますが,その数は梅よりも少ないものでした。それは、梅を愛でる大陸の文化に貴族たちがあこがれたためです。
平安時代に入って,野生の桜を都市部に移植して鑑賞するようになりました。桜の花見の風習は,9世紀前半に嵯峨天皇が南殿に桜を植えて,宴を催したのが最初と言われています。その後,貴族から武士や大衆へ,そして都から地方へと広まっていきました。
桃山時代には,豊臣秀吉が我が故郷吉野と醍醐(京都)で盛大な花見を催しました。花見の楽しみが一般に知られるようになり,大衆にも一層身近なものになりました。
江戸時代に入ると,3代将軍家光が上野に寛永寺を建てて吉野の桜を移植し,隅田川河畔にも桜を植えました。(日本の桜の発祥の地は奈良県の吉野考えられています。そうです,日本を代表する花のルーツは吉野にあったのです。)また,8代将軍吉宗が飛鳥山を桜の名所にしたことも有名です。花見はますます庶民に広がりました。
江戸時代の前半には,桜が一気に散る様が武士に嫌われたようですが,泰平の世に入り,歌舞伎の忠臣蔵で「花は桜木,人は武士」という台詞が使われたことで,武士の桜嫌いは消えていったとも言われます。
更に,江戸時代末期に登場し,あっという間に全国に広まったソメイヨシノのおかげで,日本中に花見の風習が広く普及し,深く浸透していったと言えるでしょう。
一方,兵士は桜のように潔く散るべしとして,戦争中は軍国主義の道具として使われた悲しい歴史もありました。その歌は,「歩兵の本領」であり,以下のように唄われていました。
万朶の桜か | 襟の色 |
花は吉野に | 嵐吹く |
大和男子と | 生まれては |
散兵戦の | 花と散れ |
昼食は、ホテル東京シーフォートにてランチバイキングでした。
午後3時に現地解散。皆さん、お疲れ様でした。
桜総括
桜の種類は沢山あります。昔は,桜と言えば山桜を指していましたが,現在はその本数から桜は「ソメイヨシノ」と思われています。しかし,山桜は桜の起源です。
誰かが「桜の名所,その第一番は?」と,問えば,私は「吉野山」と即座に答える。別に「義経と静が手を取り合って道行きを遂げようとした(?)山,私の故郷」だからという訳ではありません。桜の山として古今東西この吉野山を越える山は他にありません。京都円山の桜も名所として名高いが,所詮この桜だって,吉野から移植されたものです。とにかく「桜と云えば,吉野」。それほどの桜なのです。現在でも吉野の山には,三万本とも六万本とも言われる桜が群生しています。また,桜の種類は200種に及びそのほとんどは白山桜です。我々の多くは,山桜というと,勝手に山に群生している木と誤解しているが,実はそうではありません。山桜の寿命は、意外に短くて、120年から130年位しかない。また花の最盛期は樹齢にして40から50年の頃です。だから山桜とて,人の手が入らなければ,その美しい景観を維持することは不可能なのです。
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