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2016年11月 1日 (火)

持続可能な開発目標(すべての人に健康と福祉を)

Zizokukanou_2 社会的連帯経済は、利益のみならず人や地球環境も配慮した経済活動を目指していますが、このような経済活動を考える上で非常に参考になるのが、世界人権宣言や持続可能な開発目標です。世界人権宣言との関係についてはRIPESS憲章の紹介の際に取り上げたので、今回は持続可能な開発目標について見てゆきたいと思います。

 RIPESS憲章についておさらいすると、社会的連帯経済分野での世界的ネットワークであるRIPESSが南米ウルグアイの首都モンテビデオで2008年に採択したものですが、ここでは「ヒューマニズム」、「民主主義」、「連帯」、「包摂性」、「補完性原理」、「多様性」、「創造性」、「持続可能な開発」、「平等性・公平性そして万人向けの正義」、「各国および諸国民・民族の尊重および統合」、そして「多様で連帯に根差した経済」という11の理念がうたわれています。この11の理念の一つとして持続可能な開発がすでに含まれているため、RIPESS検証と持続可能な開発目標との間にはある程度の親和性があることは想像に難くありませんが、具体的にどのような親和性があるかについて把握するべく、持続可能な開発目標について見てみることにしましょう。

 

 その前に、持続可能な開発目標が制定された背景を紹介しましょう。2000年に国連では、2015年にまでに達成すべきミレニアム開発目標として「極度の貧困と飢餓の撲滅」、「普遍的な初等教育の達成」、「ジェンダー平等の推進と女性の地位向上」、「乳幼児死亡率の削減」、「妊産婦の健康の改善」、「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病のまん延防止」、「環境の持続可能性を確保」そして「開発のためのグローバルなパートナーシップの推進」というという8つの目標が採択されました(詳細は国連開発計画のサイト(日本語)で)2015年になり、改善がみられた分野もあるものの、全体としてはまだまだ開発目標全ての達成にほど遠いということで、2030年に向けた新たな目標として国連総会で採択されたのがここで紹介する持続可能な開発目標で、以下の17分野から構成されています(詳細は国際連合広報センターのサイトで)。また、採択された文書の全文は、こちらで読めます(英語日本語)。

  1. 飢餓をゼロに
  2. すべての人に健康と福祉を
  3. 質の高い教育をみんなに
  4. ジェンダー平等を実現しよう
  5. 安全な水とトイレを世界中に
  6. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  7. 働きがいも経済成長も
  8. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  9. 人や国の不平等をなくそう
  10. 住み続けられるまちづくりを
  11. つくる責任つかう責任
  12. 気候変動に具体的な対策を
  13. 海の豊かさを守ろう
  14. 陸の豊かさも守ろう
  15. 平和と構成をすべての人に
  16. パートナーシップで目標を達成しよう

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